横浜国立大学 コンクリートカヌー

『美』への挑戦

第三話 設計班活動開始!!の巻


7月14日
リーダー会議。

各班のリーダーが決まったところで、リーダー顔合わせ会議が行われました。
出席者は以下の通り。

役職 名前 出欠
・ゼネラルマネージャー 下田智也
・設計班(図面)マネージャー 萩原和樹
・設計班(型枠)マネージャー 石渡大嗣
・材料班マネージャー 兼子弘
・デザイン班マネージャー 小野敦子
・スケジュール班マネージャー 古谷英彦 ×
・オール&浮力体班マネージャー 玉置久也
・特別相談役 林 和彦
・その他 小松 怜史

○この日に決まったこと

・一番最初に決定しなくてはいけないのはカヌーの図面。この点に関しては、ある程度形を決め、本学の工学部建設学科・海洋空間のシステムデザインコース教授の平山次清先生にアドバイスをいただく予定。

・カヌーはプレキャスト方式とする。部材の接合部は鉄筋を使用。

・材料のセメントはダクタルを使用予定(交渉中)

・大まかな今後の日程

かなりカツカツ・・・・( ̄▽ ̄;)



ゼネラルマネージャー下田の一言

下田:「カヌー大会まで時間があまりありません。各リーダーの指示に従って、行動してください。よろしくお願いします」

7月17日           

○第一回設計班会議が行われました。

設計班メンバー紹介(リーダーは第二話参照)
アンテサナ オオハシ カルロス

ボリビアからやってきた留学生。
CADを使いこなし、去年もカヌーの設計を行った。

はっきり言ってカルロスさんがいなければ、設計班は動けない。
中澤 正典

穏やかな心を持ちながら、激しい怒りによってカヌーに目覚めた修士2年。
大西 順

同期をいじらせれば右に出るものの無い超ドSっ子。
M1小松は、いつも彼によって『おいしい』思いをしている。
栗田 淑乃

自称『みんなのママ』
パンツスーツを着ると、授業参観に来たお母さんにしか見えない(下田談)

ゼネラルマネージャー下田とは、幼馴染である。
松田 聡美

4年生にして、飲み会の幹事をバリバリこなすキャリアウーマン。
典型的なA型らしい。

(A型の特徴)
・几帳面
・現状脱皮願望が強い
森君

交通研から助っ人としてやってきた四年生。
彼のカヌーにかける思いは、燃えたぎるマグマのように高温・高圧らしい。


このメンバーに、リーダー石渡と萩原

話し合い前の和やかな雰囲気。 話し合い中も和やかな雰囲気。

カヌー設計についての打ち合わせ資料
(海洋の平山先生にアドバイスをいただくにあたっての事前打ち合わせ)

責任者:コンクリート研究室 設計班 萩原

○今回設計するカヌーについて

・テーマが「美」 (形状や構造など)

・プレキャスト(施工性の簡易化) → 形状はなるべく直線形

○打ち合わせ事項

主な事項;船体の形状について

・安定性

・直進性(フィンの取り付け、形状など)

・船体の形状(形状、前後の対称性など)

・重心、喫水線の位置

<安定性>

昨年のカヌーは安定性に欠けていた→船底の形に問題?(別紙資料に昨年の設計図を参照)

今年のカヌーはフラットボトムの採用を検討中 

大まかな形状


質問事項

・船底は真平らで大丈夫か。

・あくまで今回は安定性を重視したいが、その中でも多少の直進性や速度などについて

 考慮するにはどのような形状にしたら良いか。

・今のところ安定性は船底の形状で確保しようと考えているが、他の方法もあるか。

<直進性>

・昨年のカヌーの反省として、船に直進性がなくこぎ手の腕でかなり進行方向が変わってしまう。 → 船にも直進性能を持たせたい。

・船底にフィンの取り付けを検討

質問事項

・フィンに関して形や長さ、位置などに関してアドバイスを頂きたい。

大まかな形状

大まかな形状

<喫水線の位置>

昨年のカヌーは重心が低すぎることや、喫水線が高すぎて水がカヌー内に浸入していた。

一昨年は喫水線が高すぎて、漕ぎづらかった。

質問事項

・喫水線の一般的な(または適切な)位置

<参考資料1>
昨年度のカヌー設計図


<参考資料2>
一昨年度のカヌー設計図

真面目に話し合った結果・・・・、 無事事前検討終了!!


7月17日           

○設計班会議での事前検討をもとに、海洋空間システムデザイン空間教授・平山先生にアドバイスを頂きました。

アドバイスを頂く前の緊張の面持ち。 それでは今からアドバイスを頂きます。
話あう若者たちと、海洋の平山先生。 みんなが真面目に聞く中、一人だけ
笑顔の設計班リーダー。


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