本研究分野では、土や地盤の中で起こっている現象や力学的機構の解明を通じて、国内外の土木構造物の設計・施工・維持管理に役立つ地盤・基礎技術の開発とその普及に取り組んでいます。研究対象は、トンネル・河川堤防などの地盤構造物を中心に、豪雨や地震といった自然災害による地盤災害への対策にも重点を置いています。さらに、社会基盤施設の長期安定性やモニタリング技術、効率的なメンテナンス方法についても精力的に研究を進めています。また、近年では自然の力を活用したグリーンインフラの導入・活用にも着目し、持続可能で環境にやさしい都市・社会の実現を目指しています。