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本文へジャンプ 8月13日 
2007年夏合宿の初日の様子です。親不知で高架橋を見学し,その後NEXCO中日本の橋梁のメインテナンスを見学させていただきました。
長旅でしたが,親不知海岸に到着しました。まずは記念撮影をパチリ。ドライバーの中野さんが撮ってくれました。
バスの中から見た親不知高架橋です。
日本海の海岸沿いにあるので,鉄筋コンクリートにとっては非常に厳しい環境です。
今回はこんなバスを借り切って合宿に来ました。
一般道の桁の端部が劣化してます。
桁下を駐車場などで利用している箇所は,桁が修復されてました。
一般道と高速道路が並行してあります。
高速道路も桁と橋脚が補修されており,表面はエポキシ樹脂が塗装されていると思われます。
一般道の方は,塗装後に再劣化が生じているようです。
塗装した桁のフランジに亀裂が入っているのが分かります。
ウェブ部の剥離も見えますね。こういう実例を見ることで,メインテナンスの難しさを感じることができます。どうして再劣化が生じるのか,機構が分かりますか?説明してください。
ついでにもう一つ。
これは高速道路の上部工の橋脚付近です。やはり塗膜での補修はなかなか厳しそうです。
塗装しているところとしていないところがあります。
このようにほんとに海岸線に立ってます。一部は海の中に橋脚があります。
記念撮影しました。
さて,次は場所を変えてNEXCO中日本の橋梁を見学します。
張り出しスラブのところが補修されています。さっきの親不知は飛来塩分が劣化の主因子と思いますが,こちらは融雪剤によるアルカリ骨材反応です。
みんな質問したり,写真撮ったりしています。
メインテナンスの現場では,周囲の状況を見て,何が劣化の要因なのか,きちんと特定することが必要ですが,これがなかなか難しい。
橋台も真ん中より下は補修されてませんね。その理由は?
橋台を見ると,打継目に沿ってアルカリ骨材反応が生じているのが分かります。なぜこのようになる?
さて,また場所を変えて,NEXCO中日本の2つ目の現場です。こちらは補修を実施してから10年以上経過しています。
こんな橋梁です。上はもちろん高速道路。
とにかくみんな揃えば記念撮影。
補修して塗膜をしていますが,劣化が生じています。
橋台の上部も劣化しています。
結構劣化が進んでいます。
水の当たるところと日射を受けるところの劣化が著しいように思いますが,どうでしょうか。
これはスラブの部分を下から見た様子。日射を受けていませんが,劣化しています。
スラブの端部の様子。
ボーっとしている学生も多かったので,何で塗膜が劣化する場所としない場所があるのか,原因を考えろ!と指示しました。
原因を考えるヒントになる写真です。
これもヒントになります。
さてさて,現場見学を終えて,宇奈月に到着しました。夕食まで少し時間があるので,宇奈月ダムを見に行きました。
排砂機能を持つ重力式ダムです。
ダム湖の上に赤い橋梁がかかっていました。4年生にこの橋の構造形式を聞いたら,誰も答えられませんでした。
小雨が降ってました。
もう一度,ダムを見ました。近くでヒグラシが鳴いてました。
突然,後ろにトロッコが走ります。
明日はこのトロッコで,欅平まで行きます。心がはやりますね。
さて,民宿に戻って,夕食開始。幹事の小野さんが乾杯の挨拶です。
山盛りのご飯で喜ぶ,五十嵐君。
民宿のおばちゃん。「おしぼりが無いよ!」と言ったら,タオルを風呂のお湯につけて持ってきてくれました。
ものすごい満腹になったところで,特大の冷奴が出てきました。
「おいしいから,これくらいつるっと食べれるでしょ」とおばちゃん。
「朝飯でいいと思うんですけど」
「もしくは,4人で1つくらいでいいと思うんですけど」
お構いなしに,一人1つ,配置されました。
誕生日の方がいるようで,スイカが運ばれてきました。
「おいおい,ろうそくがスイカに垂れるから,早く消してくれ」
消しました!
祝ってもらった方は,御礼の挨拶です。
明日は高熱隧道で感動しまっす!
もう腹いっぱいなんだけど,おばちゃんの厚意は無駄にしちゃいかん,食べましょう。