バナー
本文へジャンプ 8月10日 
現場見学などに対する学生の感想もまとめました。
学生の感想は何も手を加えず、そのまま掲載します。一部、失礼な表現もあるかと思いますが、
これが学生の生の感想ですので、受け止めていただければと思います。
提出順です。

@現場見学で一番印象に残ったのは、横壁トンネルの見学でした。掘っている最前列まで行くとマスクやヘルメットをつけてほこりまみれで働いている人がいて、すごい劣悪な環境で、なんか映画のワンシーンみたいで、衝撃を受けました。
(4年 五十嵐君)

A最も印象的だったことは見学している自分達でさえ疲れてしまうような熱さのなかにも関わらず実際に作業をする人から指示を与える人まで手を抜くことなく様々な工夫をこらして良い構造物を造ろうとする雰囲気を感じとることが出来た点である。自分も来年からは自ら現場にでて働く機会も数多くあると考えられるので現場見学で感じた雰囲気を初心に持って自分の力を尽くすことが出来るよう努力しようと思った。
(M2 藤原君)

B現場見学:スケジュール的には結構ハードだと感じましたが、JR東日本の方やJVの方のおかげで、貴重な体験をさせていただきました。特に、トンネルを切端まで歩いて行って、実際にズリが搬出されそれが大型の運搬車(トロッコのお化けのようなもの)に乗せられていくのが印象的でした。
 カヌー:カヌーに乗らないと見られないような景色を眺めたり、冷たい雪解け水に足を入れてみたり、プカプカ漂ってみたり、ちょっと必死に漕いでみたり、と、内容盛りだくさんでとても楽しかったです。何より天候に恵まれたのが幸運でした。
 ロックフィルダム:あれほど間近にダムを見たのは初めてで、その大きさにかなり感動しました。一見、砕いただけの岩石が積み上げられているだけのように見えるのに、ダムとしてしっかり水を蓄えているので、不思議な感じも受けました。
 総じて、予想以上にいろいろな体験ができて、自分にとってはとても有意義な2日間になりました。
(M1 我彦君)

Cダムで埋まってしまう場所に春に宿泊に行っていたので少し違った目線から今回は見れました。多くの土木事業の裏で多くの方の生活を犠牲にしていることを痛感しました。専門的なことも現場では効率やコストも考えなければならないことも実感し、この経験を通して研究に対する視野を広げれたらと思いました。
(4年 石川さん)

Dまず土木構造物の大きさ、プロジェクトの規模の大きさが体感できたのが良かった。その反面そのプロジェクトで沈んでしまう村があることを再確認してしまい、少し切なくなった。普段のゼミでの研究テーマになっているもの(繊維)が実際の現場で使用されていたので、ゼミでの発表などを聞くときの視点が少し変わると思う。
(M2 新井君)

E八ツ場ダム建設にあたって、水没する地域の人たちは移動するらしい。土木構造物は設計者、施工者だけでなく、そこの建設現場の住民の大きな協力が必要だと改めて感じた。
(4年 相澤君)

F今までたくさんの現場を見学してきたが、今回ほど現場の厳しさを感じたことはなかった。いい経験ができたので今後につなげて行きたいと思う。
(4年 中川君)

G今回の見学は、土木の分野を学んできて5年が経って、見学で吸収できることが前よりも多くなってきていることを実感できるものでした。また、自分が来年から現場で仕事をすることもあって、監督者の立場から現場でのマナーや安全管理を徹底させることについても見させてもらい、勉強になりました。」
(M2 高梨君)

H現場見学はトンネルの切羽や橋梁の配筋作業を間近で見ることができたことで,構造物が作られていく過程を具体的に考えることができました.また,八ッ場ダム建設プロジェクトの大きさや必要性について考えさせられました.
 群馬サファリパークでは,中々見られないキリンや象,ライオンを身近に見ることができ楽しかったです.豹とチータとトラの違いが少し分かったような気がします.
(M2 佐々木君)

I初めて現場で橋脚の建設に関する作業風景が見れてよかった。一日目最後の建設現場ではあまり建設が進んでいない状況だったので、建設が進んだときにまたみてみたいと思った。一日目の現場見学では多くの工事関係の方についてもらったので、数多くの質問をすることができ、有意義であったと思う。ただ、これ以上ダムが必要であるのかというところに少しの疑問を抱いた。
 人生で初めてダムをまじかで見て(ロックフィルダム、奈良俣ダム)、その迫力に圧倒された。二日目のカヌーも思っていた以上に面白く、はしゃげてよかった。
(M1 児玉君)

J第二吾妻川橋梁の建設現場にて、これからコンクリートを打設するであろう打ち継ぎ目の場所は、私の実験と同様の界面処理がしてあった。トンネル現場では、地山のみで保持していたことや側壁から流れ出す湧き水がの量に少し驚いた。(マスクのせいで息が浅く、頭がボーとした。) 八ツ場ダムについては、その建設意義に少し疑問を抱いた。全部で四つの現場を見学させて頂いたが、スーパーゼネコンがもれなく受注していた。 「やはり談合か?」と、心の中で思った。
(M2 狩野君)

K初回に見学させて頂いたP2橋脚に関して,夏の暑い中,過密背筋の現場に係わらず,現場の環境や規律が整われており組織としてのすばらしさを感じました.また,横壁トンネルでは,防水工の施工現場において,自分の研究につながるものを身近に感じる事ができました。しかし,防塵マスクをつけたままトンネル内往復3kmの行程はきつかったです.
この他にも,現場のゼネコンの方から,仕事内容等も伺うことができゼネコンの現状を知るいい機会となりました.
(M2 平野君)

Lスケールや形状や鉄筋量は異なるけど、基本的には実構造物と研究室で扱う供試体は同じだと思った。それ故に、実構造物の状況を念頭におきながら研究すれば有意義なものができると思った。また、あの極暑の中きびきびと作業をして良い構造物が完成しても、社会からは無駄であると批判される構造物が存在することも事実であるから、計画段階において十分計画を練ることが、そのような勿体ないことを起こさない為に重要だと思った。施工中の現場からは、完成した構造物を見る時とは違う、人間のモノを作り出す力のようなものを感じ取れて心が熱くなります。
(M2 小倉君)

M現場見学と最初の説明を聞いた感想としては、何故あの場所にダムが必要なのか。橋のデザインにはどんな目的や狙いがあるのか。工事現場は整理整頓されていたがあれは作業員が自主的にやっているのか、それとも強制的に管理されているのか。この三つが主な感想です。

一つ目について、八ツ場ダムは治水、利水のために必要と言っていたが、話を聞いた感じでは利水は完全に後付けの理由であったし、そこに住んでいる人達に移住してもらう程必要ならば何故着工までに何十年もの時間がかかるのか。確かにダムがあれば防げる水災害もあるかもしれませんが、程度問題で自分の感覚になってしまいますが、ある程度の水災害も生活の一部だとすると、正直ダムの必要性は感じませんでした。

二つ目について、ダムが必要だとする前提で鉄道橋をつくるとして、確か林さんの質問だったと思いますが、経済性の面から橋のデザインについての質問に対しての返答が、バブル期のデザインをそのままで、阪神の震災以降強度が必要になったから柱を足した。それでいて完成すれば日本でこの形の橋で何番目に長くなると言われても、このデザインにする必要性が感じられなかった。例えばこのデザインの背景に、地形上この形で、温泉街や観光地としてまわりの景色のことを考えて、といったような返答があればまた違ったと思いますがあれでは、言い方は悪いかもしれないですが、ただの自己満足で無駄遣いとしか思えなかったです。

三つ目について、自分はこの事業に対して上のような感想を持ったので、もし作業をする立場だと思うとモチベーションが上がらないと思います。なので作業員の方々が自主的にあのような整理整頓されて、雰囲気の良い現場をつくっているとすれば、自分と同じような考えを持っている人はいないか、持っていても仕事とわりきれるのかなどいろいろ考えました。これはこれから就職を考えたときに、自分はゼネコン、コンサル、公務員のどの仕事に合ってるか、どの仕事をやりたいかを考えるのに良い機会になりました。

最後にカヌーを終えて見学したロックフィルダムには感動しました。
(4年 猿山君)

N毎回の見学会で思うことですが,実際の現場を見ることで初めて気づくことやこれまで学んだことを確認できることが多くあります。研究室で研究を進める際には,いかに実際の現場を想定できるかということが重要だと思います。今回の現場見学会は,特に生の作業風景を見ることができ,今後の研究に対しても非常に有意義なものだったと感じています。
(M2 今野君)