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活動の展開と裏腹に,自身に向き合う2011年度 (東日本大震災)
 2011年10月〜2011年11月  2011年7月〜2011年9月  2011年4月〜2011年6月
2度目の自己改革とともに,活動を広く展開する2010年度
 2011年2月〜2011年3月 2010年12月〜2011年1月 2010年12月〜2011年1月 2010年10〜11月 2010年8〜9月 2010年6〜7月 2010年4〜5月
プラスのエネルギーで突き進む?2009年度
 2010年2〜3月 2009年12月〜2010年1月 2009年9〜11月 2009年7〜8月 2009年5〜6月  2009年4月
地固めのために地道に努力を重ねる2008年度
 2009年2〜3月 2009年1月 2008年11〜12月 2008年10月  2008年8〜9月  2008年6〜7月 2008年4〜5月
腰を据えて研究を実施し,外への攻勢?を開始した2007年度
 2008年2〜3月 2008年1月 2007年12月 2007年11月 2007年10月  2007年8〜9月   2007年7月  2007年6月 2007年4〜5月
自己改革を多く実施し,研究も大きく展開し始めた2006年度
 2007年2〜3月 2007年1月 2006年11月〜12月 2006年9月〜10月  2006年7月〜8月  2006年6月  2006年5月  2006年4月  
着任後,実質的な2年目で活動が軌道に乗り始めた2005年度
 2006年2月〜3月  2005年12月〜2006年1月 2005年.10月〜11月 2005年.8月〜9月  2005年.7月  2005年.6月  2005年.4月〜5月

博士課程の1年生後半〜社会人3年目の最初までに渡る日記はこちら

日々の思い
2012.2.1(水) いよいよ存続の危機?
 facebookの外圧,という影響も大きいように思いますが,いよいよこの手製のブログも存続の危機に立たされているでしょうか。

 大学にいる時間が非常に減っている,というのもありますが,民間のブログでの発信が多くなってきています。facebookのユーザーが,
民間ブログへの私の投稿をすぐにキャッチできる,という「連携」はとても大きいです。

 2月,3月も外を飛び回っている時間が多いので,別荘ブログからの発信が多くなろうと思います。明らかに,別荘ブログのアクセスが増えて
ます。

2012.1.20(金) 指導の公開2
 一つ下の記事のメールに続いて,このメールもすぐに送りました。我々にとっては当たり前のことです。

 「皆さん

 「仮想演習」という言葉が出たので,もう一点だけアドバイス。

 私たちは,恩師の岡村甫先生から,「自分の今の立場より一つ上の立場のつもりで,常に考えて行動せよ」と教わってきました。

 准教授であれば教授の立場のつもりで,助教であれば准教授のつもりで,・・・,修士であれば博士課程の学生のつもりで,・・・

 それも仮想演習に相当します。そのトレーニングが十分であれば,いざその立場になっても焦ることなく,ごく普通に行動できます。

 私は当然に,教授(以上)の立場のつもりで,常に考えて行動しています。

 最近の前川宏一先生は,さらに飛躍して「二つ上の立場で」と,私の先輩の石田哲也先生に言われているそうです。石田先生は准教授ですから,工学部長くらいの立場で物事を考えろ,という指導です。

 我々は,学生の頃からそのように行動してきました。皆さんも自身の行動をよく振り返ってみてください。

 細田 暁」

2012.1.20(金) 指導の公開1
 昨日もゼミでしたが,今日の午後もゼミ。今日は修士2年です。佳境に差し掛かっています。来週の月曜も,水曜もゼミ。

 研究室が年度末体勢に入ってきました。今朝,以下のメールを研究室スタッフおよび日本人学生全員に送りました。指導の公開,ということで
ご紹介いたします。

 「研究室の皆さん

 細田です。

 研究室の活動も年度末に差し掛かり,皆さんも自身の研究やその他で忙しいことかと思います。

 ゼミで質問することについてはこれまでも指導してきましたが,まだ全く十分でありません。また,一度もゼミで質問をしたことがない人も複数います。もう一度,意義を説明しておきます。

 ゼミの目的はいくつもあると思いますが,発表者が指導教員や研究グループ内でのディスカッションだけでは得ることのできない視点やアイディア,ミスの指摘などもとても大事です。

 教員はもちろんそのような観点も持って質問をしています。

 過去,学生からの質問をきっかけとしたディスカッションで,いろんなヒントが得られたり,行き詰っていたものが打開できたり,ということも何度もありました。よって,学生の質問も非常に重要です。

 また,発表者にとってだけでなく,質問者にとっても非常に重要です。必ずしもよく分からない他人の研究をしっかりと聞いて,自分の出来うる最も本質的で重要と思われる質問をする,ということは,「自分だったらその状況でどうするか,どういうアイディアを出すか」という「仮想演習」に相当するのです。仮想演習によるトレーニングは,もちろん,自身の研究の遂行能力の向上にも寄与します。
 
 人間は,特に社会に出ると,いろんな状況で対応や判断を求められます。それは自分の得意とすることばかりではありません。しかし,仮想演習を積み重ねてきた人は,様々な状況に対応できます。積み重ねていない,自分のことしか興味をもてない人との差が,雲泥のものになるであろうことは,皆さんもそろそろ気付いていることでしょう。

 だから,分からないこと,難しいことに対してこそ,質問しようと思って聞くことが重要なのです。

 質問する,ということは他にももっと意義はあると思いますが,今の私が,重要だと思う意義について説明しました。

 研究室の打ち上げまで,皆さんがクリエイティブに議論してくれることを,切に願います。」

2012.1.19(木) いよいよ2月が
 相変わらずのほぼノーストレスで1月後半戦に入っております。

 正月から痛かった肩が,13日の人生初の整体でかなり改善されましたがまだ痛く,今日が2回目となります。どれくらい改善するか期待が
大きいです。

 来週からはかなりのハードスケジュールになります。26日は群馬での調査+講演会+懇親会で宿泊,27日は東京の学士会館で講演して
パネルディスカッション。2月3〜4日は,初の試みですが,我が研究室と,群馬大,長岡技術科学大のコンクリート研究室での3研究室合同ゼミ。
越後湯沢で行い,夜も懇親して,翌日は希望者は雪遊び。私も肩が治っていれば少しやろうかと思います。ついでに津波調査結果の打ち合わせ。

 などなど,研究と年度末業務でぐちゃぐちゃになっていく毎年の2月ですが,今年もさらに忙しくなりそうです。

 年によって3月が暇だったり忙しかったりするのですが,今年は3月もかなりスケジュールが入っています。

 心身を健全に保って,全力で疾走していけるよう,今日は整体でいい気持ちになってきます。

2012.1.13(金) 整体
 年始から痛いなと思っていた左肩痛は,甘く見なくて良かったな,と感じています。

 今日は,静岡への出張をキャンセルして,鶴見の整体に行ってきました。整体なるものが初めてです。

 まあ私もいろいろ経験してますし,自分も専門家ですから,技術というものは専門でない分野でも何となく優劣は分かります。インターネット
で見つけた良さそうなところでしたが,実際行って良かったと思います。私の骨の構造はベストの状態ではなく,また肩,背中,腰も相当に
張っていたようです。診断もしてもらって,骨の矯正もしてもらい,マッサージで揉みほぐしてもらいました。

 座ってする仕事が多く,姿勢もよくないので,今後,老化していく一方の体と付き合いながら,高いパフォーマンスを実現していく上で,,
いろんなヒントをいただけました。また,来週も行くのですが,今後も定期的に体のケアをしてもらおうと思いました。

 よくコンクリートや,コンクリート構造物の事象を,人間や医学に例えたりするのですが,整体はコンクリート構造物にとっては何に相当する
かな,などと考えながらマッサージを受けていました。整形外科に行ったこともないのですが,直感的に,整形外科よりも今日行った整体の方が
私の行動や考え方,体そのものにもよい影響を与えてくれると感じています。

 劣化してきてこそ,いろんなことに気づく。人生,世の中って,やはり面白いね。死ぬまで発見の連続でしょうな。自分にとって初めてのこと
ばかりだからね。

2012.1.12(木) 泣き上戸
 私は結構涙もろいのですが,今朝は,「えー?」と思うようなシチュエーションで涙がこぼれました。

 朝,普通に娘と小学校の近くまで行って,その後分かれて私は通勤。電車に乗る前から定番のマイケル・ジャクソンの"Essential Best"を
iPhoneで聞いてました。

 私の耳は穴が大きく,普通のイヤホンだとしっかりフィットしません。そこで,よくフィットする突っ込むタイプのイヤホンを使っているのですが,
昨日,生協でよくフィットするアタッチメントを購入したので,フィット感が高まって音もよく聞こえるようになりました。

 そのよく聞こえる状態で,"Man in the Mirror"を聞くと,やはり名曲でして,すごく引き込まれていきました。何百回聞いてるか分かりませんが,
良いものは良いです。そして,この歌をご存知の方は多いと思うのですが,世の中が良くなるために,まずは鏡の中のあの男から変えよう,
ということで,要は自分を変えよう,ということです。とてもいい歌なのです。

 曲がりなりにも世の中に貢献できるような技術者,教育者になってきて,仕事がとても楽しいです。そのような状態であるのも,いろんな先生や
先輩方,肉親,などに導かれて,支えられて,です。本当にありがたいことだな,と感じ入って,東海道線の普通の横並びの席に座って,
涙があふれてきました。マスクしてたのでそのまま涙を垂れ流してました。JCI論文の添削で寝不足ということもあったかもしれませんが。

 そして,やっぱり世の中のために頑張らないとなあ,と思っているくらいで横浜駅に着きました。

 何とも,自分でも笑いたくなるくらいの泣き上戸です。

2012.1.11(水) 肩痛
 左肩が1週間以上痛く,13日(金)の出張を取りやめて,午前は整体に行って,午後は大学で仕事する予定に変更しました。

 研究の打ち合わせが必要な人はどうぞ。

2012.1.11(水) インドネシア見学会,参加希望者はお早めに!
 スケジュールがほぼ固まり,航空券の情報も少し掲載しました

 参加希望者は,1/16(月)までにとりあえず一報をください。

2012.1.10(火) 変化
 人間にはどうしても,変化を恐れてしまう習性があります。

 私も,基本的には変化こそが生命であり,人生であり,とかなりの部分納得しているつもりですが,でも100%,変幻自在に,変化を楽しむ
ところまではまだ行ってません。

 生命体において変化の最後は死です。人生など変化の連続だし,変化しかない,という方が正確でしょうか。

 組織も同様です。あの古代ローマ帝国でも滅びました。永続する組織などあり得ません。どれだけうまく行っている組織であれ,いずれは
無くなります。ただし,遺伝子,思想は残ります。受け継がれます。

 ですので,変化を恐れるべからず。積極的に受け入れ,この世そのものと思い,変化していく中で常にベストを尽くしましょう。

2012.1.6(金) インドネシア見学会
 あちこちで宣伝を開始しましたが,3月のインドネシアでの教室見学会,参加者の募集を開始いたしました。

2012.1.6(金) 本格出勤,スタート
 今日から本格出勤を始めます。ので,このブログもスタートします。明けましておめでとうございます。

 昨日は,2件の研究打ち合わせのため,初めて娘2人を連れて大学へ。お昼を私の部屋で食べさせて,なるべく静かに遊ばせていましたが,
次女が途中から眠たくなってベビーカーで睡眠。なんやかんやありましたが,無事に打ち合わせを終了しました。

 今日から本格出勤です。年末年始も毎日仕事していたので,ブランク感は一切無し。左肩が寝違えのせいか何かで痛く,シップを二枚貼っている
以外は健康体です。

 昨年は,Facebookがおおはやりで,各種ブログとの連携なども容易なため,このブログの位置付けが一気に微妙になってきました。

 オフィスの机にいる時間が少しでも増えれば,書く機会も増えるかと思いますが,もしかすると今年はこのブログを終了することになるかも
しれませぬ。

2011.12.25(日) 本年最終出勤
 今日は,11時に大学に来て,2件学生と打ち合わせをして,その後自分の仕事をして,14:30に大学を出発。羽田から山口宇部空港へ。

 29日に羽田に戻ってきますが,そのまま家族休暇に突入するので,今日がオフィスへの出勤の最終日です。

 今年は本当にいろいろなことがありましたが,私にとっても大きな転機の一年でした。オフィスの大方付けも実行して,10月以降は非常に
快適な環境で仕事をすることができました。まだ,整理整頓が完全には終了していないのですが,年明けの早い段階で半日くらいを使って
徹底して整理整頓しようと思っています。そういう時間を手帳に書き込んで確保するのが大事。

 11月ごろ以降,非常に高いモチベーションと,健康体で,仕事に邁進することができました。今も論文を複数書いていますが,年度末に
向けて非常にたくさんの論文,委員会報告,論説文の原稿などを執筆する予定となっています。少しインプットの時間を減らして,アウトプット
の時間を充実する必要があります。

 まずは,山口への4泊5日の調査出張を最大限に充実させ,年末年始の休暇で執筆活動を充実させようと思います。

 それでは,皆様,本年も大変お世話になりました。来る2012年も,皆様にとって良い年となりますように。

 年末年始は,別荘ブログでお会いいたしましょう。

2011.12.22(木) すべてを背負って,山口へ
 今日で,平日の大学での勤務は終了します。今日は昼休みもありません。午後の講義が終了したらすぐに学外での会議に出席して,
今日は珍しく大学に夜戻ってきます。学生たちとの打ち合わせが4件。その後,子供たちのお世話の関係で帰宅しなければなりません。
帰宅時間のリミットは20:30。タイトなスケジュールです。

 25日(日)から山口に出張しますが,学生で打ち合わせを必要とする人も多いので,明日23日の夕方に出勤。25日も羽田空港に行く前,
大学で執務。

 そしていよいよ山口県に3日間の調査と,ひび割れ抑制対策資料の改訂の会議に出席するために行きます。

 交通網の重要性は,藤井先生も言われる通りですが,そのおかげでこうやって簡単に山口県に移動することができる。

 人が動くことは本当に大切。もちろん物が動くことも大事ですが。

 我々,横国の調査チーム(たった4人)が山口に動く,ということでいろんなことが活性化する。そのような活性化が無数に日本全国で起こること
ですべてが活性化する。

 もっともっと日本人みんなが日本中,さらに元気な人は世界中を駆け回ってアクティブにならなければなりません。そうなれば,デフレも解決
でしょう。

 今日の3限の3年生の講義でも,アジアの若者たちと比べていかに君たちに元気が無いか,そしてそれが今の日本そのものであることを,
冒頭に説きます。私がなぜアクティブに動き回っているか,そのきっかけとなった東大の留学生たちとの生活,についても紹介します。私は,
東大のコンクリート研に在籍している間に,多くの留学生と一緒に過ごすことができました。非常に優秀な方々をたくさん見ました。友達にも
なりました。そして,彼らに負けてはならない,とそのときは思っているだけでした。当時は,全くかなっていなかったでしょう。今はどうでしょうか。
高いモチベーションを持って,努力を続け,一級の方々と連携して学んで経験を積んでいると,自分の理想に近づいていけます。
 当時の留学生たちの現在のパフォーマンスに負けてばかりではないだろう,と思っています。もちろん,これからも努力を続けます。

 私が変わったきっかけは,ほぼすべて,東大のコンクリート研での生活と,その後のJR東日本での経験にあります。

 それを学生たちに説きます。横浜国大にも東大と同じ,素晴らしい研究室と留学生の特別プログラムがあるのですから。

2011.12.21(水) 龍馬
 昨日は,非常に意義深い一日でした。朝一番の訃報に衝撃を受けて一日が始まりましたが,その方の思いもみんなで背負って,この国のために
やっていこう,と決意を新たにした一日となりました。改めて,ご冥福を心からお祈りいたします。

 午前の委員会では,長崎大学の松田浩先生に来ていただき,長崎の「道守」のシステムをご紹介いただきました。私は8月の初旬に長崎大学
を訪れて,松田先生にこの取組みのことを教わっており,それがご縁で今回の招待講演となりました。

 とにかくすごい取組みで,聴いたメンバーは皆感激していました。すごいものはすごい。本質を徹底的に理解して,これを展開していく。

 午後は示方書の改訂部会(維持管理編)に出た後,松田先生のおられる忘年会に合流。松田先生の横に座らせていただいて数時間,
がっちりとお話いたしました。

 ・・・中略 (忘年会での議論)

 結論は,松田先生と私とは,同じ遺伝子を持っている,ということでした。それは,廣井勇先生の遺伝子。本当に考えていることが似ていて,
講義のスタイルも似ている。好きな名言も似ている。

 松田先生は私のことも深く理解してくださって,長崎の取組みの全国への伝道師の役割を,私に任せていただくことになりました。

 おそらく,3/9に長崎大学でシンポジウムが開かれ,そこに私が行くことになりそうです。

 この展開は,山口県の取組みに私がかかわっていった経緯とすごく似ています。今後,長崎に通う機会もすごく増えるのでしょう。

 昨日の松田先生のご講演は,少人数で聴きましたが,神奈川県のキーパーソン,横浜市のキーパーソンも一緒に聴いてくれていました。
私と一緒に,神奈川,横浜を舞台にいろいろと面白いことを展開していけそうです。

 よく,徳山の田村先生と笑い話で例え話をします。山口県の取組みのことを,幕末に例えると,田村先生が吉田松陰。山口県の二宮さんが
奇兵隊の高杉晋作。私が龍馬ということになっております。

 まあ,世の中には本当に優れた取組みが特に地方で出てきております。それらが共有されていないし,知られてもいない。それらを深く理解し,
つなげていく,連携していく,のが私のミッションになりつつあります。

 自分が一番得意なことの一つ,なので一所懸命やろうと思います。

 今日の夕方は,横浜市の建設系8局の技術管理課長8名を含む20名に対して,講演を行い,その後懇親会。今の私が話したいことを話してきます。

2011.12.19(月) 馴染む
 昨日は,日曜日ながら,示方書勉強会でした。私が主催,ということになっておりますが,すでに皆さんの場になっております。

 13:00〜17:00まで,東大の本郷キャンパスにて,10名強の研究者,実務者が集まって話題提供+ディスカッション。信頼関係のある実力のある
人たちが集まっていますので,非常に濃厚なディスカッションができてとても良い場です。

 終了後は懇親会。

 前川先生が別の場でおっしゃっていましたが,「自分が門外漢のことについても,馴染む,ということが大事。専門家の話を聞いて,質問して,
実物の見学などをしておくと,何となくその対象に馴染むことができる。馴染んでおけば,次にそれに関する情報が入ってきたときに,馬耳東風
ではなく,頭に残るようになる。」

 示方書勉強会でのトピックは多岐に渡るので,特に若手にとっては馴染むためにとてもよい場かなと思います。

 私はすでに馴染んでいる対象が多いので,理解を深める段階にあります。

 示方書勉強会も,始めて4年くらいになるのでしょうか。今後も末永く続けていきたい,大切な場です。

2011.12.19(月) 大学院の講義
 今学期はたくさん講義をしているのですが,先週,「維持管理計画学」という3人で分担している大学院の講義の,私の担当分4回が終わりました。
当然ながら,私はコンクリート構造物の維持管理について話をします。

 4回で維持管理のことなど体系的に話せるわけもなく,この講義では本当に好き勝手やってます。

・日経コンストラクションが作製した維持管理のビデオにいちゃもんを付けながらみんなで見て,維持管理の難しさ,真相に少しずつ近づいていく。

・とにかく本を紹介する。Civil Engineeringの重要性を理解させる。意欲を持たせる。使える資料は何でも使う。土木史の講義で使っている資料も。

・学内の建築物のひび割れの調査を,班に分けて実施する。調査結果をPPTで発表してもらい,最終回には現地に皆で見に行って私も解説。

 無茶苦茶にやってそうな講義ですが,レポートが提出されてきております。私の研究室でない研究室の学生から,「これまで無目的に生きて
来たし,土木の意義などほとんど理解していなかったが,目を覚まされた。数回の講義で覚醒したことに衝撃を受けている。紹介された本も複数
読んで,自分でも考え出し,歩みだした。」というような趣旨の内容を含むレポートも届きました。

 どうも,短時間で学生を覚醒させる力についてはかなりレベルアップしてきているようです。覚醒するだけでなく,本当にその後頑張っていただき
たいので,心に火を付けなくてはなりません。

 みんなが全ての意味で縮こまっていくのを,肝っ玉から方向転換していくことが,今の我が国には必要です。

2011.12.16(金) 少年
 昨日午後は講義の後,土木学会の示方書施工編の改訂のWG。私はマスコンクリートの章などの改訂を担当しています。

 とても勉強になるWGで,やりがいも感じながら取組んでいます。

 そして,夜は楽しい忘年会。おいしいお魚においしい日本酒を飲めて満喫いたしました。やっぱり日本人でよかったです。

 最近,鹿島の坂田さんとすごく親しくさせていただいて,とてもうれしいのですが,昨日もたくさんお話いたしました。
坂田さんにもいろいろと期待していただいて恐縮するばかりですが,期待していただき,応援していただくのはありがたいことです。皆さんの
お役に立てるのであれば,どんどんと活用していただければと思います。

 坂田さんは私のことを,「少年のような心を持った」研究者と表現されました。うーむ,なるほど。もしかすると,少年そのものかもしれません。

 以前,研究者仲間,先輩に「キラキラ」という形容詞の議論をしていたら,「お前はキラキラではなく,ギラギラだ」と言われて,「いや,キラキラ
です!」と言い返していたのですが,少年ですからやはり「キラキラ」です。

 というわけで,死ぬまで心は少年でありたいと思うのであります。

2011.12.13(火) 土木史,小休止
 ごくごく軽い二日酔いと,カラオケバカ騒ぎによる喉の後遺症が残る中,土木史の今年最後の講義を無事に終わりました。

 10月に開講以来,10週連続で駆け抜けて来ましたが,学生と一緒に多くの勉強をしてこれたかと思います。100名の学生が何を感じたか,
考えたかは人によってかなり異なるのがこの講義の特徴です。

 先ほど,今日のレポートをちょっとだけ見ましたが,優秀な女子学生のレポートに,以下のような記述がありました。

 講義の冒頭で紹介(細田が部分的に音読)された,「もし20代のときにこの本に出会っていたら」の内容はとても心に響き,
「レベルの高い集団になればなるほど,専門知識とされていたものが教養と考えられ,教養とされていたものが常識と考えられるようになると
いうことを感じ,専門知識や技術の求められるレベルが高くなるだけではなく,幅広い知識を身に付けていないと高いレベルの集団と同等に
仕事ができないということを再確認させられた。」

「『7つの習慣』における"優先順位"について,読書は時間的に差し迫ったものでない場合が多いと考えられるが,最も重要な自己投資の1つ
であると考えられ,優先的に習慣として位置づけていく努力をしていかなければならないと考えさせられた。国立大学で勉強できる環境にある
ので,この環境において将来の自分に投資することは一種の義務のような側面もあると感じた。」

 だそうです。7つの習慣も読んでるのですね。もはや,勝手に伸びていくでしょうか。

 このような若者がたくさん育ってくれれば,この国の将来も決して暗くない,と思うのであります。

 さて,1ヶ月弱,小休止して,あと4回,この講義をできるのを楽しみにしておきます。

2011.12.13(火) 坂の上の雲
 当然のごとく,ドラマの坂の上の雲を見ております。この間の日曜日は,二○三高地でした。高橋英樹の児玉源太郎,かっこいー。
ドラマの終盤,何度か泣いてしまいました。日本軍が二○三高地の頂上を奪取した瞬間のシーンには,私も号泣してしまいました。

 戦争ではないので国民の意識が変わらないのですが,現状の日本は,二○三高地が日本の存亡にかかわる局面であったのと同じくらい,
危機的な状況に面しているのかと思います。

 今日も,2限(大学院)と3限(土木史)の講義で,学生にメッセージを投げ続けます。

2011.12.13(火) バカ騒ぎ
 昨日は研究室忘年会。「水に流す」というのは日本人の得意技で,しかしそれは「review」しないという悪弊にもつながるのですが,まあ水に流す
ということが習性なのだから仕方ない。忘れるべきは忘れて,前に進んでいきましょう。

 和やかな忘年会で全員が一言スピーチをしました。しかし,分散した後の2次会では,カラオケで軽めに暴れました。1時間限定でしたが,
真夏のように暑い部屋の中で,歌って暴れて終了。まあ,バカができる,ということも大事なことでございます。

2011.12.12(月) 少人数ゼミのレポート
 今年度の学部3年生用の少人数ゼミ 「人間学とリーダーシップについて考える」は終了しました。

 以下,提出してくれた順に,レポートを公開します。このレポートとは別に,それぞれの学生が自身のミッション・ステートメントを作成しました。

平林 由梨恵
藁谷 薫
長谷川 明紀
小池 陽平
小池 要平
志賀 洋介

2011.12.12(月) 安売り
 あちこちで講演等で露出もしておりますし,講演で思い切った発言も多々しております。また,ブログその他でも包み隠さず行動をオープンに
しておりますので,いろいろな所から声をかけられるのは当然でしょうか。

 ありがたいことではありますが,あまりに自分を安売りしても仕方なく,自身のやるべきことに割く時間が無くなりますので,バナナの叩き売りに
ならないように心したいと思います。

 微妙な時期でして,何事も経験と思う気持ちも大事かもしれませんが,自身のやるべきことも明確でありしっかりと形に遺していくことの方が
今は重要度が高いと思っています。バランスが大事ですね。

 5年か6年まえくらいに,外部での講演を複数依頼されたことがあり,今と同じような調子で講演していました。私のポリシーは,その時点での
最善を尽くす,です。つまり出し惜しみしない,ということです。その当時,講演を依頼されることはとてもありがたいことだと思っていましたが,
「今の調子で吐き出していると,いずれ中身が何も無くなり,無くなれば誰も相手にしなくなる」と考えていたことを今もよく覚えています。

 そういう気持ちを常に持っていたからこそ,現在までの過ごし方につながっているのでしょう。今では,すぐに中身が空っぽになることはない,
と思って毎回出し惜しみせずに吐き出していますが,今後も日々の精進が必要です。

 声をかけていただくことには常に感謝の気持ちを持ちつつも,自分をしっかりと持って,バランスよく仕事をしていきたいです。

2011.12.12(月) 福翁自伝
 福沢諭吉のことをもっと知りたくて,「福翁自伝」と「文明論之概略」を買って,前者を読んでいますが,これほど面白い本もめったに無い,
というくらい面白いです。

 諭吉が話したものを文章に起こしているので,文語調ではなく,非常に読みやすい。えー?と信じがたいくらいの話が連発で,諭吉のことを
とても深く理解できます。

 緒方洪庵の適塾での会読,輪講について,誤解もしていたので,正確な理解ができてよかったです。諭吉が咸臨丸で勝海舟らとともに
アメリカに渡ったときの話は終わりました。これから諭吉は欧州を訪れ,その後,幕末,明治維新へと時代が進んでいきます。

 これは本当にお薦めの本です。

2011.12.8(木) 今年の研究室
 まだまだ年度の終わりに向けて盛り上がって行くとは思いますが,今年の研究室はなかなか良い雰囲気かなと思います。

 修士2年は研究を頑張っています。男ばかりの泥臭い連中で,私はそういうのが大好きなのですが,みんな個性豊かで,うまく研究が進めば
とても面白い成果が出そうで,それぞれ期待しています。

 なんだかんだと言って,終盤には毎年満足するのですが,修士2年の5人がスタッフの意図を良く理解してくれていて,研究室に大きな貢献を
してくれていること,博士課程の小松君の貢献が大きいこと,スタッフ3人の連携が以前より有機的になっていること,などが今年の要因かなと
思います。

 修士1年,学部4年の個性が融合していくことと,留学生のパワーがもう少し全体として盛り上がってくると,今年度の終盤がとても楽しみです。

 来週の月曜日は研究室の忘年会。大いに懇親して,来年へ向けての抱負を語り合いたいと思います。

2011.12.8(木) 講義のあり方
 日本の教育システムが,かつての日本には良かったのかもしれないけど,今は機能不全に陥っていることは自明でしょう。

 大前研一さんの「訣別」の中から,日本人が考えなくなった原因をズバリ,「すべての元凶は偏差値教育にあり」と喝破されており,
その部分を何箇所か抜き出して,昨日の講義で音読しました。学生たちのレポートを読んでいて,とても心に響いたようで,学生たちも今の教育
システム,社会システムの犠牲者なのですね。もはや,日本国民ほぼ全員が被害を受けるくらい,この国のシステムは疲弊している。

 大前さんも言うように,「青天井になれ!」と学生たちにも言いました。私自身が「今でも青天井だと思っている。そのために必死に努力している。
もしくは努力を楽しんでいる。」と伝えました。レポートに,「細田先生のように私も青天井になって,努力していきたい」という言葉も見られました。

 さて,大学はやり方によっては自由な教育ができますので,私の講義や研究室の教育は,好きなようにやっております。

 しかし,大学もやはりシステムであり,局所的に寺子屋が栄えていても,全体システムを見直さないとダメです。どうしましょうか。

 講義は,覚えたら点を取れるような,従来の近代工業社会の戦士を作るような内容は基本的にやめた方がいいでしょう。私もまだそのような講義も
行っていますが,講義はまだ楽しくできますが,テストの採点も楽しいとは言えない。学生も教師も心から楽しいと思っていない,ということは
変える必要があるのでしょう。

 土木史の講義は,毎回,学生に20分程度与えて,レポートを書いてもらっています。自分で考えたタイトルをつけてもらうようにしています。
皆,時間が足りないくらいたくさん書いてくれます。そして,10点満点で採点しますが,最近は平均点で9点以上。9.5点以上かな,と思います。
私の講義を聴いて,合田先生の教科書も予習しているでしょうが,さらには自分で予習として調べ物をしている学生もいるようですが,それぞれの
学生が自分なりに考えたことはとても興味深いです。それぞれが自分の答えを模索すればよいのです。

 中には,本当にびっくりするぐらい秀逸なレポートもあります。前回は5つありました。素直に,「素晴らしいレポートです」とコメントを書きました。

 このレポートの採点は本当に楽しい。最近は,講義が終わるとすぐに学生たちのレポートを読み始めている状態です。

 学生たちの能力はやはり無限なのでしょう。それをがんじがらめに縛りつけ,彼らの限界を勝手に決めるような,そう思い込ませるような,
偏差値教育はもはや害悪でしかありません。

 個別の講義のやり方は少し見えてきたように思います。今の土木史の講義が100%とは決して思いませんが,学生がいろいろと感じ,満足し,
教師も心から楽しくできている,ということは良い講義なのだろうと思います。

 次はおそらく,学科のカリキュラムなのでしょう。どうしてよいのかよく分かりませんが,自分なりに考えて,周囲の同志の先生方と作戦を
練り始めてみたいと思います。これまでの経緯,歴史をきちんと勉強した上で。
 
2011.12.7(水) 我が国の進むべき道
 土木史の講義で,学生たちに,我が国の現状と,進むべき道についても説明しておりますので,私自身も勉強しています。

 まだよく分かっていません。大前研一さんの「訣別−新・国家戦略論」はとても勉強になりました。そのように日本が生まれ変われば,
素晴らしい国になろうかと思います。しかし,最後にTPPに賛成するような表現がありました。大前さんのビジョンのように日本が生まれ変わった
後であれば,TPPの延長上でグローバルな動きの中で日本も元気にやるべき,という意味なのか,今からTPPに参加すべき,という論調なのか,
そこまでは書いていないように思いました。

 一方で,藤井先生らの言われるように,現状のどん詰まりの日本のままTPPに参加するのは,愚作中の愚作,というのは間違っていない
ように感じます。

 大前さんのビジョンの良いのは,小手先ではないこと。5つの提案がなされていますが,
1) 国民データベース --> 行政コストの大幅削減と,サービスの向上につながる
2) 教育
3) 統治機構 −道州制とそこに直接ぶら下がるコミュニティ
4) 税制
5) 日本の国際貢献のあり方

と,全体像を示しておられることです。その他の論者は,もう少し小さい枠で論じておられるので,それで本当によくなるのかどうかが,私にも
明確でない場合が多い。

 我が国には集団的なヒステリーを起こしやすかったり,変わるときは一気に流れるように変わっていく習性を持っているように思うので,
大前さんの言うように,例えば大阪や名古屋のようなやる気のある自治体で財源と権限を与えて一国二制度(中国が非常に上手)で
自由にやっていただいて,小さな成功例を重ねていけば,一気にそちらに傾くのでしょうか。

 You TobeやFacebookなどのインターネットツールで,バカ話をするのでなく,真の情報が国民に瞬時に伝わっていくように,これらのツールを
うまく活用していければ,変化を手助けすることになるのかもしれません。現在のマスコミとの訣別も大事かな,と私は思います。

 大破綻が来る前に回避できるのでしょうか。

 世界の経済をよく知っておられると思われる大前さんが,我が国の国債のデフォルトが起こる可能性はかなり高い,と言われています。
外国人が保有している割合が低いから破綻する可能性はほとんどない,という論者を大前さんは痛烈に批判していますので,私は大前さんの
方を信じています。どちらが本当か,私には分かりません。ただ,破綻しないからどんどん公共事業を,という論旨には直観的に疑問を
感じます。

 財政が破綻し,つまり国債がデフォルトになると,金融機関もすべて潰れ,国民の預金や保険も吹っ飛ぶことになるのは自明でしょうが,
そのときになって,「国家は暴力装置である」ということを国民は知ることになるのだそうです。まあ,このまま行けば,そうなるのでしょう。
大前さんの皮膚感覚で,あと3〜4年が限界とのことです。日本の家計もすでにメルトダウンが始まっていて,国債の消化を支えてきた
家計の貯蓄率が下がり続けており,国債消化に使える国民の純貯蓄は120兆円程度。毎年30兆円の赤字国債で食いつぶせば,財政的に
やりくりできるのはあと4年,という計算だそうです。保有率は低くても,外国人が一斉に振り浴びせれば,そのインパクトは大きく,
日本の金融機関はパニックに陥って狼狽売りをせざるを得ないようです。

 国民が国債の大部分を保有しているから大丈夫,そういう国が破綻した例は過去にない,という論調も見られますが,説得力に乏しい
ように感じます。日本がそういう初めての例になることだって十分にあり得るのではないでしょうか。

 財政も破綻した上に,東海,東南海地震が連動で来る,さらには南海地震も来る,当然とんでもない津波も来る,というのが最悪のシナリオ
かなと私は思います。富士山の噴火もあるでしょうか。そこまで行けば,完全にゼロからやり直すしかないと思うので,長い長い道のりに
なるかと思いますが,我が国には合っているのでしょうかね。そこまでずたずたになっても残るのはインフラかなと思っています。

 私は,自分のやるべきことをやっていこうと思います。

2011.12.5(月) 読書
 次から次へと読みたい本が出てきて困っておりますが,ミッション・ステートメントも明確に持って,自分に求められること,自分がやらなくては
ならないこともそれなりに明確に自覚しているつもりですので,前提条件付きで,「やりたいことをやる」のでよいのかなと思っております。

 岡村甫先生に薦められてすごく遅れて(薦められてから2年くらい経過,すいません!)読み始めてますが,「すばらしい昔の日本人」という
神田うのさんのお父さんの神田淳さん(東大土木卒)の本を読んで感銘を受けています。最初に紹介されている福沢諭吉を読んで,心から感動。
さっそく,福沢諭吉の本を2冊買いまして,「福翁自伝」と「文明論之概略」。後者が諭吉の代表作だそうですが,恥ずかしながら読んだこと
ありません。

 「福翁自伝」の面白いこと。また,非常に読みやすい。まだちょっとしか読んでませんが,司馬遼太郎の「花神」でしか読んだことのない,
緒方洪庵の適塾での輪講なども,当の諭吉の言葉で生々しく書かれているようで,これはとても楽しみな本です。

 藤井聡先生のTPPに関する講演をYou Tubeで見た後,いくつかの識者の見解も聞きましたが,藤井先生と一緒にやっておられる中野剛志先生
の「TPP亡国論」をさっと読み終わりました。やはり,どれだけTPPが我が国にとってばかげた仕組みであるか,よく認識できました。非常に恐ろしい
犯罪に等しい情報操作が行われており,国民に正しい情報が提供されていないことが問題。

 大前研一さんの「訣別」(新・国家戦略論)を今むさぼるように読んでますが,非常に良書で,我が国の混迷の原因を明確に記述しておられ,
打開策も提示されています。大筋では合意しますが,100%鵜呑みにはするつもりはありません。しかし,マスコミでは決してお目にかかれない
ような,驚愕の事実もいくつも書かれており,やはりこの国の危機はただごとではない,と再認識させられます。
 明日の土木史の講義の冒頭で,大前さんが,「日本人がものを考えなくなったすべての元凶は偏差値教育にある」と論じている部分を音読して
聞かせます。私の土木史の講義で,かなり意識が切り替わった学生が多いので,彼らならストレートに受け止めてくれると思います。
 (このようなやり方がよいのか議論があるかと思いますが,学生たちは大前さんの文章であっても,私が話している言葉として聴きますので,
私が信念を持って選んだ文章を私の声で音読すれば,あとは学生が判断すると思っています)

 私自身の中で,我が国が重大な危機にあるのは分かるが,我々はどう進むべきであって,何をすべきであって,そしてその中で
シビルエンジニアリングが何をすべきであり,構造物の耐震化,耐久化,維持管理,建設マネジメントという私の研究・教育での専門領域が
どのように位置づけられるのか,全体像を納得行くまで把握できていない,というのが現状で,把握したいという欲望が強いからです。

 ですから,一連の読書は,私の研究にも教育にも必要なのだ,と割り切って,やりたいようにやります。

 福沢諭吉が論旨に関係ないようですが,中野先生も著書で挙げており,やはり我々が今の世においてお手本とすべき素晴らしい人物,と私も
再認識しました。ですので,大いに関係あります。

2011.12.2(金) 専門家としての
 以下の記事を書いた後,今日の午後はずっと居室にいて自分の時間だったので,好きな仕事をしていました。

 何と,手帳を見てみると,10月に入ってから,午後に自分のオフィスで丸々時間を使えたのは今日が初めてでした。

 今夜は二人の子供を迎えに行くので,それほど多くの時間があるわけではありませんが,自由に仕事をしました。以下の記事の影響も
あるのかもしれませんが,やはり専門家としての能力を磨くための努力がまだまだ足りない,と思いました。その能力は,仕事をする上で
必要となり,その必要があるから勉強しようと思うことができます。

 自覚していますが,私は「構造」に関する直観に乏しく,勉強してそれなりにブラッシュアップはしていますが,まだまだ全く足りません。
その分野で戦っていく能力は全くありませんが,仕事をしていく上で,構造に関する感覚,直観は必要です。

 市之瀬敏勝先生の教科書は大好きで,私の乏しい直観を補ってくれるのに大活躍です。今日もパラパラと見ていて,もう一度勉強しよう
と思いました。学部3年生の講義があるので,勉強した成果がそこで少し活かされるように,というモチベーションで勉強してみます。
また,現在進行中の研究指導においても,この教科書から学ぶ感覚が必要と認識しているので,それも大きなモチベーションになります。

 専門家として,自分の嗅覚が我が国や世界で最先端を行くべき領域は当然大切なのですが,Civil Engineerの専門家として仕事をしていく
ためには,何となく分かっている,感覚的に分かっている,という領域がなるべく広くないと大きな仕事ができません。

 一生,勉強ですな。

2011.12.2(金) 経済のこと
 よく冗談で,「政治家になった方がいいんじゃないの?」と言われるのですが,私自身は難しいだろうな,と感じていました。

 中途半端な政治家にはなろうと思えばなれるとは思いますが,やるからにはリーダーになれるようでないと,意味がないと思っています。
難しいだろうな,と思う理由も何となく分かってはいましたが,昨日,明確に分かりました。

 私は「経済」のことをほとんど知らないのです。ほんとの素人。下の記事の,藤井先生との一番の違いはそこです。藤井先生は政治家としても
リーダーになれると思います。本物の政治判断をするには,経済の基本を知らないとダメ。と言っても,経済学者も経済の本質を分かっている
わけではなさそうだし,今の政治や行政の中枢の方々もほとんど分かっておられないようですが(藤井先生談)。

 土木の学者,技術者たちが,世の中をリードすべき時代だと真に思います。

 藤井先生のような学者たちが世の中をリードし,その下くらいに,私のような経済はよく分からないけど,世の中を良い方向に引っ張っていける
サブリーダーたちがネットワークを作ればうまくやっていけそうに感じます。

 まあ,経済のことも,本質を捉まえるつもりで勉強すれば,大したことなさそう,とも実は思っております。

 最近,興味が自分の本来の専門でない方向にばかり向いているようにも思うのですが,反省すべきなのか,そのまま進むべきか・・・

 コンクリートも大好きなので,しっかり勉強いたします。

2011.12.1(木) TPP
 TPPについて,あまり理解していませんでした。この国が確実に壊れ,皆が貧乏になり,何一つよいことはない,ということがよく分かりました。

 藤井聡先生の11/27の講演がYou Tubeで聴けますので,ぜひご覧を。初めて講演を聴きましたが,すんごいお方ですな。動画,かなり長時間
ですが,本を何冊か読むくらいの知識が得られます,TPPに無知な人は。


独り言


(2006.9.29より計測)